2018-01-01から1年間の記事一覧

正常

自分は正常。 言い聞かせているだけかもしれない。 そうしないと本当におかしくなってしまいそうだからもうそれでいい。 結果はどうであれ前に進めたあの人のように素直にはなれないし、あの人の周りの人間に値しそうな人もいない。 もう一回って何回もやっ…

支配下

やっぱり僕は強くなれない。 いくら痛みに馴れても、苦しみを再放送されても、 あと一歩を踏み出せないまま。 幻か現実か。 こんなことすらわからない。 家の事を済ました後、自分の部屋に行って思考を繰り返す。 そのうち何とも言えない感情に支配される。 …

いくら泣いても、逃げても、謝っても、 拭いきれないいつかの僕が犯した罪に、 どのような名前をつければ楽になるのでしょう。 許せないのは自分で、許さないのも自分。 そのくせ、正解を自分はまだ知らない。 天井の白。刻んだ赤。ギターの青。 三色混ぜた…

日常

人のまばらなホームに電車が滑り込んでくる。 不意に足を進めそうになる自分に恐怖を感じ、 ホームの柱に背をつけた。 しっかりと止まり、扉の開いた電車には、 何でもない顔をして乗る。 耳にはイヤホンをさしていつもの音楽を流す。 目には小説を与え、視…

起きたくないのに目は覚めている朝も、 電車の中で元同級生と会ってしまったことも、 意味を探すことを諦めそれなりに聞く教師の話も、 ふらふらのまま受けた体育での出来事も、 女子更衣室へ入るところをおとこおんなだと茶化されたことも、 その後無意識の…

自分

僕は、時々、自分が誰なのかわからなくなる。 鏡に写った姿を見て、この人は誰だろうと思う。 鏡だと確認するまでに多かれ少なかれ時間が必要だ。 ネットの世界に逃げ込んでたあの頃、 ふと焦点を変えた時に見えた、 画面に写る自分の顔が気持ち悪くて布団に…

妖怪男女

少し個人的な話を。 『MiFu』という名前。僕が僕であるための名前。 本名である『美風』という名前。 この名を名乗る僕は、たぶん僕ではない。 女性として産まれて男性として生きる。 たったそれだけのことが難しくて、 他人にも自分にすら理解されにくい。 …

居場所と規則

若いから大丈夫。 誰かが言ってた。何が大丈夫なのだろう。 理解できなかったから笑って誤魔化した。 年齢ごときが何になる。 狭い世界にしか生きていないんだと、 耳にタコができるほど聞いたし自分も知ってる。 法や規則、ルールの類いは、 必ずしも正しい…

最近の僕

もう、どうでもいい。 死んでしまえば楽になるのか。 こんなことを考えて何になるんだろう。 答えなんてない。 希死念慮。理由はなんでもいい。 勉強も憂鬱もひとつ終わればまたひとつ。 どうすればいい? なにもかもわからない。 何がわからないのかすらわ…

8月31日

「行きたくない」が、 「生きたくない」に変わってしまった。 傷つけられるのは普通のことで、嘲笑われるのが日常で、 何もおかしいことではなく自分にとって普通のこと。 いつからこんなふうに思うようになったんだろう。 絶え間なく楽しそうな声が聞こえる…

ロボット

過去は変わらない。 失ったものは戻らない。 ついた傷は死ぬまで残る。 そんなのわかってるよ。 それでもいきる意味はあんのかい。 わからないけどとりあえず生きている。 酸素を吸って二酸化炭素を吐く、 ロボットみたいになってまで、 生きてる価値なんて…

思ったこと "LGBTQs"

「正常に戻る」ってなんだろう。 何が『正常』なんだろう。 『普通』ってなんだろう。 性別違和もそうだけど、同性愛は、治るとか治らないとかじゃない。 もし、自分達が「ヒト」なら、子供を産む為だけに息をするのかもしれないけど、「人間」はその為じゃ…

夢なら

正しくなくてもいいから、 「お前は居てもいい」 って証明してほしかった。 希死念慮に苛まれたまま、 いつからか続いてる日常を引き摺りながら、 消えない傷は増えてゆくばかり。 どうしてこんなことになったんだろう。 あんなに仲良かったのに、 楽しく笑…

浮遊

雨が降ったり止んだり。 大雨の中、午前9時過ぎ。 人影のみえない道。 傘をさして、独り、歩いた。 風に吹かれて横向きになった雨粒が、 右肩を濡らした。 なにも考えないでいよう。 そう考えている時点で不可能。 あてもなく歩いた。 ヘッドフォンから音楽…

どうでもいい。

上手く息ができない。 いつもこうだ。 夜になると思い詰めて苦しくなる。 暗いからか、朝が来るからか、 なぜなのかは知らない。 理由もなく死にたくなる。 耐えられないほど辛いわけじゃないし、 いざとなれば逃げられる人や場所もある。 それでも、まだこ…

耳を塞いで

音楽を聴きたくない。 歌をうたいたくない。 ギターを弾きたくない。 なにもしたくない。 このまま根っこがはえて、 植物にでもなってしまえたらいい。 慢性的なものではないけれど、 時より音楽恐怖症をおぼえる。 とくに明確な理由などなく、 ただなんとな…

溜まり場

感情と言葉がたまっている。 誰にも言えず、 文字にすることさえ恐れ多くて。 そしてそのまま忘れてく。 誰にも見られず、自分ですら分からず。 そんな言葉たちの溜まり場を、 僕は音楽というもので穴を開けて、 少しずつ流れていくようにした。 それでもや…

無機的な文字

この社会で生きているには、 耳が聞こえるかぎり、 たくさんの音や声が溢れている。 それをひとつとして聞き漏らさず、 全て聞いていたら、 人間は壊れてしまう。 適度に耳を塞いで、 嘘でもいい優しさで包まれたくなる。 たくさんの言葉が飛び交う。 自分…

始まり

暑い。 まだ春なのに、 もう夏もすぐそこまで来ているようだ。 なにかを始めるのが怖い。 始めたことが辛いことになりそうだし、 もし始めたことが幸せなものだったら、 それはいつか終わるということだから。 過去に僕は友達関係で、 終わりと始まりの儚さ…

声、声、声、

春はそこまで来ている。 「女の子だからねえ」という 制服採寸のおばちゃんの声が、 「かわいらしい娘さんですね」という 近所のおじさんの声が、 「女の子なんだからさ」という 祖母の声が、 「せっかく女に生まれたんだから」という 父の声が、 「所詮、女…

疑いながら

あることがきっかけで、 また自分の殻に隠るようになっている。 マシになってきたはずの人間不信が、 また強くなって、 なにも信じれない状態まで戻ってしまった。 悪気ない言葉が相手を傷つける。 何気ない普通の会話ができない。 わかってくれると思ってた…

後悔

中1の頃に書かされた手紙を読んで、 思ったこと。 中1の自分へ ごめん。 君が望んでた大半のことを、 僕は成し遂げられなかった。 色んなことを諦めて逃げてしまった。 部活のことも高校のことも友達のことも、 失敗が怖いからって臆病になってしまった。…

卒業

3月14日、僕は中学校を卒業した。 正直にいうと、辛いことのほうが多かった。 母は私立中学への受験を薦めていた。 でも、僕は断った。 「友達と離れたくない。」 今思えば、くだらない。 こんなことを思うのが間違っていた。 目に見えないものを迂闊に信じ…

覚悟

同級生はまたべつとして、 先生との別れは寂しい。 ずっと支えてくれてる人も、 ずっとなわけがない。 あの人がいなくなっても、 僕は僕で居られるのだろうか。 親以上に頼りにしていた。 あの人が居るから、 あの教室に居れた。 僕らの時効は3年間だ。 ひと…

野球

今の僕は、野球が好きだ。 でも、初めは大嫌いだった。 きっかけは小学生のとき。 父親が大の阪神ファンで、 阪神が試合に負けた日の父親は、 別人のように怖かった。 仕事から帰ってくると、 おかえりを言うことも躊躇うくらいに。 だから、 どうか勝ってく…

今日は夕方に見た、月がきれいだった。 あの月は本当に存在しているのかな。 自らを傷つける。 そこから得られるものは束の間の安心。 きっと明日には後悔に変わる安心。 一生つきまとう罪悪感に変わる安心。 でも、それでも、やめられないのは、 僕らが弱…

そういえば

僕が何者か言ってなかった。 名乗りもせずにごめん。 MiFu といいます。 エムアイエフユーと読みます。 音楽をやってます。 ってことぐらいでいいかな。 情報量少なすぎるかもしれないけど、 いろいろとややこしいし、 おいおい自分の話もできたらいいかな、…

点数

寒い。 大阪はましなほうだけど、 本当に寒すぎる。 大学のセンター試験と、 中学入試が1月で、 大阪の私立高校入試が2月、 大阪公立高校の入試が3月。 なんで受験って、 こんな寒い時期にやるんだろう。 インフルエンザも流行るから、 4月くらいがちょ…

奇跡

オリンピックで湧く日本。 普段は興味もないのに夢中な家族。 それを見てる僕。 なにかもが異常。自分という存在がとにかく嫌いだ。自分ですら認められない。自分や他人に、 理解は求めない。 嫌いならそれでいい。 肯定もいらない。 ただ、否定されたくなか…

それでも世界が続くから僕も生きる

「それでも世界が続くなら」 このバンドに僕はどれだけ救われただろう。 初めて聴いたとき、 これまでの音楽とは全く違う感覚だった。 正直言うと、 こんなことまで歌っていいのか、 って思った。 それまで音楽というものは、 必ずしも希望じゃなきゃいけな…