まだ

俺、まだうたえるのかな。 出演予定だったライブの配信を観た。 どの人もかっこよかった。 何もしてない自分に腹が立った。 音楽から逃げている自分がいる。 適当な言い訳をつけて逃げている。 もう嫌だ。 手首を引っ掻いたら血が滲んで暖かかった。 ねえ、…

特別

自分には他人とは違う、 特別な何かがあると真剣に思っていた。 中学時代にはいじめられて、 高校時代では精神科入院して、 就職しては数ヶ月で退職、 専門学校は中退して、 バイトの面接なんて何回落ちんやろうか。 現在に至る、 所謂障害者が働く作業所で…

8月

8月になった。 家族と花火をした。 夏を謳歌しているのかは知らないが、 花火は楽しかった。 僕は人付き合いが苦手だ。 僕は他人と話す言葉選びが下手だ。 僕の頭のなかには、 もうひとつの世界が存在している。 その世界でだけ僕は僕でいられる。 でもいつ…

朝焼け

保護室の小さな窓から見える朝焼けが、 とても綺麗だった。 鍵のかかったこの部屋じゃ何もできなかった。 腰と手足に巻き付いた頑丈な拘束たい。 管を通って無意識に出ていく尿。 下剤を使って無理やり御襁褓に出す便。 声にならない声。 僕はただただ死にた…

叶うまで

先日、二十歳になりました。 お酒や煙草など楽しみもほどほどに。 正直、二十歳まで生きるなんて思ってなかった。 二十歳までに死ぬことが目標だった。 そんな僕が生きている。 バイトしたり、学校行ったり。 資格とったり、ライブしたり。 今の僕には大切な…

それでも、僕は。

気がつけば二月が終わっていた。 久しぶりにライブをした。 コンピに選ばれて参加した。 バイトをはじめた。 二月は僕にとってリスタートの月だった。 正直、諦めてた。 音楽とか人生とか。 首の皮一枚でこの世界と繋がっている。 夜は眠れないし、昼は眠い…

うさぎとかめ

うさぎとかめで言うと、 僕はどちらかと言えば、 うさぎのほうだと思う。 人並みにこなして、 それなりにやってきた。 でもプツンと何かが切れたとき。 僕は立ち止まってしまう。 僕の中のうさぎは、 休んで止まってるわけではない。 走ってるのが苦しくて、…

リスナー

吐き散らした声と、ばらまいた音を繋いで、ひとつの音楽になることは奇跡だ。 当たり前だよ。 って君は笑うかな。 暗い奴はいらない。 って誰かは言うけど、もうそれはそれでいいと思う。 好かれるためじゃなくて、嫌われる覚悟でやってる。 笑えない冗談を…

音楽早退未遂

文章を書くのが嫌いではない。 小学生の読書感想文は好きにやれなかったが。 音楽をやめたいと思った。 というか、 もう無理だろうと思っていた。 でも、やめるってなんだ。 隣にはギターが居る 必然的にギターを触る。 これでは音楽をやめたとは言えない。 …

逃避、気力

逃げてばかりだ。 嫌なこと、嫌いなもの。 やらなきゃならないこと。 自分が居なくなった世界のことを考えてみる。 きっと何も変わらない。 バラエティー番組をみても笑えなくなった。 漫才やコント、モノマネも面白くない。 感情が薄れていく。 頭の中がま…

苦しみ

眠れない夜。 色々と考える。 今までのこと。 これからのこと。 苦しい。 でもこれでいい。 苦しみがないと僕は生きていけない気がする。 どうしてかな。 苦しくなくちゃ不安になる。 苦しいと苦しいで嫌になる。 矛盾して眠れない。

六文字

あの日、僕は何をしていたんだろう。 薬を呑んで家を飛び出して。 素面では飛び降りる勇気もないくせに。 大切な人を傷付けた。 僕が傷付くのはいくらでも傷付いていい。 ただ、大切な人まで傷付けては駄目だ。 ごめんなさい。 なんて言葉にすればたったの六…

居場所

僕が音楽をする理由。 なんだろう。 わからない。 誰かの為じゃない。 自分の為なのかな。 絶望をうたって自分を納得させたいだけかな。 死にたいをうたって自分を正当化したいだけかな。 大好きなライブバーがなくなった。 僕は苛ついた。 なんでもっと必死…

おやすみ

朝はあんなに眠たかったのに。 今は目が冴えている。 夜がこわい。 正しくは、必ず明ける夜がこわい。 明日になる。 僕は僕のまま。 自分で決めたことさえ 貫き通せなくなるのが辛い。 自分のことは自分でしか変えられない。 わかっている。 わかってはいる…

19

3月が終わって4月になった。 誕生日が終わって19歳の成人になった。 大人ってなんだろう。 成人年齢は18歳に引き下げられて、 でもお酒と煙草は20歳からで。 世間に振り回されている。 「どうやったら大人になれますか?」 こんな問いに応えてくれる人はいる…

価値

眠れない夜。 ひとり静かな部屋。 瞼の裏にはなにもない。 ずっと目を閉じているのもなんだかな。 枕元にあるスマホをいじる。 Twitterのフォロワーがひとり減った。 Instagramのいいねが増えていた。 そんな数字だけのことに一喜一憂しながら、 僕は何をし…

続ける。

コロナ禍に乗っかって音楽を辞める、 という選択肢がふと頭を過る。 駄目だ。まだ続けたい。 うたいたいことがまだあるんだ。 会いに行かなくてはならないハコがあるんだ。 僕は続ける。 自分がどれだけボロボロになろうが。 世間がどれだけガラクタになろう…

なにもない

秀でる才能はない。 だから努力するしかない。 死ぬほど頑張ってた。 でもいくら努力しても、 努力した才能には勝てない。 僕には何があるんだろう。 検定や資格はそれなりに持ってる。 でも今なにも生かせれてない。 過去のものになってしまった。 恋人、友…

戦い方

きっと僕はこういうのに憧れてたんだ。 オーラルのライブ映像を観ながら思った。 中学校に入学した時。ギター部(という名の軽音楽部)に入部した。取り敢えず何かしらの部活に入りたくて、 一番楽そうだからという理由で選んだ。 色々あって数ヵ月で幽霊部員…

不眠症

眠れない夜。 独りになる。 詩を書いた。 苦しい。つらい。 消えたい。死にたい。 希死念慮を出来る限り言葉にした。 でも本当のことは書けなかった気がする。 頭の中でループする。 思い出したくもない過去。 過去を書こう。 あ、駄洒落だ。 なんてどうでも…

ふり

テレビの中には笑ってる人が沢山居て、 外に出れば孫と手を繋ぐ老人が居て、 年末セールと声を張り上げる店員が居て、 街は浮かれている雰囲気を漂わせてくる。 肝心の僕は、寝てばかり。 正確に言うと、寝たふりばかり。 なにもしたくない。 死にたい。 明…

失格

もう一週間ギターを弾いてない。 もうシンガーソングライターを 名乗る権利はないのかもしれない。 アーティスト失格だ。 根底にある負の感情は変わらない。 朝起きてバイトに行って帰って眠るだけの日々。 職業柄ゴキブリを毎日のように殺めている以外は と…

なにも

なにもしたくない。 誰とも連絡をとりたくない。 いっそのことスマホを壊してしまえば楽なのか。 そんな勇気はないけれど。 死にたいわけではない。 消えたいだけ。 ひっそりと誰にも気付かれずに。 腕を切ることすら面倒。 朝起きてバイトに行って帰って眠…

ゆい

ハムスターが死んだ。 一年四ヶ月の短い一生だった。 去年の4月29日。 彼は我が家へやってきた。 ペットショップで一目惚れした。 可愛いを少しもじった名前、 『かわ・ゆい』という名前をつけた。 かわさん(ゆいくん)は沢山愛された。 僕もありったけの…

自傷行為=音楽

自分にとって音楽は自傷行為なのかもしれない。 自分で音楽を生み出すことは、 自分の嫌いな部分や社会の醜い部分と、 真っ正面から向き合って生み出す。 だから思い出したくもないような過去も、 すべてさらけ出して音楽にする。 苦しいのに僕はまだ音楽を…

のっぺらぼう

自分だけは笑顔で居なくてはいけない。 呪いみたいに笑顔を張り付けた。 僕まで沈んだら周りが耐えれなくなる気がするから。 どんな辛くても、 どんな死にたくても。 僕は僕じゃない。 気楽で能天気な誰かを演じている。 今日も楽しくもないことに笑った。 …

眠りたい

希死念慮。 布団から出れない生活。 ゾンビみたいにトイレに行く。 こんなにトイレって遠かったっけ。 階段を上り下りする気力がない。 どうでもよくはないはずだけどどうでもいい。 車の免許をとるためにほぼ毎日一、二時間教習所に通っている。 それ以外は…

18

3月21日。 昨日で僕は18歳になった。 18歳。大人の一歩手前の歳。 僕は大人になれているだろうか。 相も変わらず泣き虫で自己中心的な性格。 それを隠すための強がりな性格。 ふいに現れる希死念慮に惑う日々。 幸いなことに僕の誕生日を祝ってくれる人が居…

卒業

2月20日、僕は高校を卒業した。 思い返せば本当に色んなことがあった。 学年トップだった成績は最後まで維持できなかった。 入院してたこともあって出席日数はぎりぎりだった。 ここまでこれたのは間違いなく友達と先生のおかげだ。 中学の頃とは比べ物にな…

新年

年が明けた。 コロナ禍で当たり前が当たり前でない一年が明け、 どうなるのかまだ予想もつかない一年がやってきた。 新年早々暗いブログかよと思われたらごめんなさい。 かなり久々の更新だけどいつも通り書いてみます。 年始のムードも少し落ち着いて コロ…