リスナー

 

 

吐き散らした声と、
ばらまいた音を繋いで、
ひとつの音楽になることは奇跡だ。

 

当たり前だよ。


って君は笑うかな。


暗い奴はいらない。


って誰かは言うけど、
もうそれはそれでいいと思う。

 

好かれるためじゃなくて、
嫌われる覚悟でやってる。

 

笑えない冗談を交えて話した、

10数年の出来事を軽々しく扱うには、
まだ難しいから音楽に。

本当はたぶん自分に聴かせたいだけ。

 

いつだってそうだ。

 

誰もうたってくれないから、

僕はうたう。

 

死にたい。消えたい。

眠りたい。苦しい。辛い。

全部嘘偽りなくうたうよ。

 

僕は僕の曲が聴きたい。

 

その延長線上にあなたがいてくれたら。

これほど嬉しいことはないよな。

 

ありがとう。